汗をかく季節の衣類には
2015年07月21日(火)7:20 PM
梅雨が明け、本格的な夏が到来しました。
こんな時に気になるのが汗ですよね。
「スラックスがなんだか硬いなぁ」
「ブラウスやワンピースの脇部分が黄色くなってきている」など
お悩みではありませんか。
これは汗が原因の一つだと考えられます。
汗は放っておくと、変色の原因になってしまいます。
そのような時は汗抜きが最適です。
さて、汗抜きとはいっても具体的にはどのような事をするのでしょう。
ずばり、クボタの汗抜きは“水洗い”です。
ドライクリーニングでも汗を除去する洗剤が入っているものもありますが、
やはりドライクリーニングはドライクリーニング。
汗を除去するには水洗いに勝るものはなく、
洗ったあとのすっきり感は比べものになりません。
実は弊社スタッフが着用しているウールのズボンは
必ず水洗いをしているんですよ。
水洗いをするからといいましても、ご家庭の洗濯機のようにジャブジャブ洗うのではありません。
水洗いでは型崩れに一番気を使います。
下の写真は汗で襟元と袖口が黄ばんでしまったジャケットです。
これを洗う際はまず、衿と袖の黄ばみを部分漂白し、水洗いをします。
その際、型崩れを防ぐためにネットにいれ、くるくる巻いて水洗いをします。
このとき、洗浄回転力や脱水の回転力に細心の注意を払いながら洗います。
洗い上がりも色落ちしないよう、そしてゴワゴワ感が出ないように色々と溶剤を配合しています。
そのあとのアイロンも重要です。
シルエットに気をつけながら、職人がしっかり仕上げていきます。
このようにクボタの汗抜きは仕上げられていきます。